砂上の楼閣

飯能市の小学生・中学生向けの学習塾:アサダ塾の浅田です!


飯能郵便局の近くで工事中の分譲マンションが、日に日に大きくなっていっている。

基礎工事が終わり、土台さえ出来ればその後はあっと言う間。

工事が始まったのに、全然建物が出来ないな~と思っていたら、あれよあれよという間にビル完成が完成していた!というのは、誰しもが見たことのある光景ではないだろうか。

 

建築は専門外だが、基礎工事に時間がかかることはよくわかる。

地盤がしっかりしていなければ、建築は難しい。

地盤がしっかりしていても、基礎工事をしなければ、しっかりとした建築は難しいだろう。

また、平屋と高層ビルでは必要な基礎工事の量も変わってくる。

強固な城を建てたいのであればあるほど、基礎工事には時間が必要になる。

これは、勉強も同じである。

 

基礎工事が出来ていない生徒に、物量を押し付けてもそれを処理しきれない。

どれだけ「偏差値を、評定を!」と生徒に押し付けたところで、それを積み上げる土台がなければ砂上の楼閣となってしまう。

だから、勉強の土台としての「考え方・疑問の持ち方・答え合わせの仕方・時間の設定の仕方」等をずーーーーーっと指導し続けている。

上の4つは例に過ぎないが、そのどれもが非常に奥深いもので、ゴールや100点は存在しない。

一朝一夕で身につくものではないので、何度も、何度も、繰り返し伝え続ける。

 

ここ最近、考え方だの、勉強への取り組み方だのばかりをブログの記事ネタにしているが、作り上げた土台に大量のレンがを積むフェーズは、定期テストであっても、入試であっても、人生であっても、必ず目の前に現れる。

その時に必要になるのは、大量のレンガを受け止められるだけの土台である。

とはいえ、基礎工事だけでは、形が残らないし、基礎工事無しでは積み上がらない。

タイヤだって、両輪が揃って初めて前にすすんでいける。

そのバランスが大切なのさ。

生徒一人一人をみて、そのバランスを取るのが私の仕事だ。

 

じっくりと鍛え上げられた基礎工事は、入試だけでなく人生においても役に立つ。

はてさて、1年後の君たちは、10年後の君たちは、何を、どこまで積んでいるのだろう。

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