【生徒の話】塾で出来ること、家庭で出来ること

先週を体験を受け、今日から入塾してくれた生徒(まだ児童)がすごい。

踊り出しそうにになるのを、必死にこらえて指導にあたった。

 

「すごい」というのは、成績や理解力の話ではない。

その児童の土壌・土台の話だ。

これまでも何度か記しているように、土台がある生徒と無い生徒では、建てられる建物…つまりは勉強の成果が大きく異なってくる。

土台とは、疑問に思う力や、自分の考えを言語化する力、受け身の学習をしない姿勢等、いくつもの要素がある。

今日から見始めた児童は、↑の例のどれもを持ち合わせていた。

「この問題、こういう風に考えてみて、ダメだったんです。だから、こうしたら上手くいくかな…って別の方法を試してみたんですどけど、この方法でも大丈夫ですか。答えは出たんですけど、これで良いのかな…って」と、質問してきた。

まだ小6である。

指導初日である。

これまで、「わかりません。は質問じゃなくてね」という話は、新しい塾生に何回してきたかわからない。

しかし、その児童は、私があーだこーだ言う前から、素晴らしい姿勢で質問をしてくれた。

 

このレベルの言語化能力と主体性が、自力で身につくとは考えにくい。

私は確信を持ちながらも、「誰かから、質問の仕方を教わったことあるのかな」と、尋ねてみた。

すると「たまにお母さんと勉強するときに、「わからないは質問じゃないから、こういう風に質問してね」って言われて…」と、返事をしてくれた。

案の定だ。

これは、一朝一夕で身につく姿勢ではない。

おそらく、幼少期から何度も、そういった姿勢について説かれて育ってきたのだろう。

お母様が「我が子が将来困らないように…」と、多くのものを用意して下さっていることが、指導を通じてありありと見て取れた。

何回も、何日も、何年も、ご家庭で交わされてきたやり取りを想像するだけで、心が暖かくなる。

指導をしながら、素晴らしいお子様を預けて下さったことを、改めて親御さんに深く感謝した。

 

どれだけ成績が上位の生徒であっても、「もう少し早く、私のところに預けて下さっていれば…」と思うことは少なくない。

その一方、今回はご家庭から塾へのバトンパスが、ほぼ完璧にされたと言っても良い。

ご家庭で出来ることを最大限までやって頂いた上に、理想的とも言えるタイミングで入塾をしてくれた。

ありがたい。

そのバトンを落とさないようにしつつ、今以上にお子様の可能性を広げて、再びバトンをご家庭にお返し出来るようにしなければ…。

 

初めての確定申告でヘロヘロになっていたのだが、疲れが一気に吹き飛んだ1日だった。

こうして今日の指導を振り返りながらも、どのような学習計画で進めていこうか、ワクワクしながら考えている。

これからが楽しみだ。

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