問題演習というやつは、ただ答えが出せるだけで終わらせてはならない。
答えにどのように、どのくらいのスピードで到達するかも大切なのだ。
答えを10秒で出せるのか、5分かけないと出せないのかは全く異なるものである。
最近の生徒達は、このあたりの感覚が疎いように感じられる。
運動に例えると、100m走を12秒で走るのと、20秒で走るのと、2分かけて歩くのでは天と地ほどの差がある。
この認識が無いと、平気で「時間が足りなくて解けませんでした」という反省が出てくる。
時間が足りないのは、シンプルに実力不足だからだ。
実力不足であっても、現実を直視していれば問題無い。
足りない力と向き合い、実力を積み重ねていくだけだ。
ところが、自分が試験やテストで上手くいかなかったのは「時間がなかった」からだと、心の底から思っている場合、「次はもっと早く解きます。問題文を急いで読みます」という、トンチンカンな反省をする。
内心は実力不足を感じていて、言い訳でこれを言っているなら、まだマシだ。
だが、残念なことに、この認識を持っている生徒が非常に多い。
内申点がall4程度の、平均的な学力の生徒の大半はこういう考え方をしている。
成績を上げるためには、まずはこの認識や考え方を変える必要がある。
100mを12秒で走れとは言わないが、20秒で走るくらいの走力は欲しいところだ。
さて、こういった背景があるため、アサダ塾の指導では問題に制限時間がつくことが非常に多い。
この制限時間に対する生徒の反応は様々だ。
「え…きつ…めんどくさ…」と、言わんばかりに目力による無言の講義を行う生徒もいれば、「やってみます!!」と前向きに取り組む生徒もいる。
前者の生徒も最終的に達成はするのだが、成長速度には差が出てくる。
当然ながら、後者の生徒の成長には、目を見張るものがある。
運動だって、勉強だって、何だって、成長には負荷がつきものである。
陸上部が100m×30本を歩いて行い「速く走れるようになりたいんです!!」と言っていたら、恐ろしいだろう。
個人によって、ベストタイムが異なるだろうが、誰だって全力で走って練習するからこそ、実力の向上につながるのではないだろうか。
なんだって負荷がかかるから、キャパシティが大きくなるのだ。
その大きくなったキャパシティに更に適切な負荷をかけるから、もっと成長する。
勉強も同じ。
そして、問題の難易度だけではなく、時間設定も重要な負荷の要素だ。
何度も何度も反復し、脳みそと手に刻み込まれるまで繰り返す。
これを繰り返しているから、本番も点数が取れる。
それを生徒一人一人に用意するのが、アサダ塾。
この塾は、一方的な授業をして「後は勝手に頑張ってね」スタイルのキャバクラ塾ではない。
例の川越南の生徒は、結局1年を通してクラス1位の座を、一度も他者に譲らなかった。
5連覇だ。
1学期の中間テストでクラス10位代だった所沢北の生徒は、入塾後のクラス順位連続1位となった。
中学生も、塾生の3/4が学年10位以内に入った。
特別なことをしている訳では無い。
当たり前のことを、当たり前にやる。
それだけだ。
昨日も、今日も、明日も、それを続ける。
また明日!