飯能では 天才位が 丁度良い

タイトル、関西にある他塾さんのキャッチコピーを使わせて頂きました。

 

飯能・日高・入間地区の学力は決して高くない。

先日も生徒が「この地域外から来た先生が、授業をすごくやりにくそうにしていました。『これ以上簡単なテストは作れないのに、凄まじく平均点が低い』って嘆いてました」と言っていた。

九九が言えない。アルファベットが書けない。寝てるだけ。

そんな中3がクラスに何人もいて、どうしろと?

 

普段の授業や、学校生活の温度感には危機感を持つべきだが、地域のレベルが低いことの弊害は他にもある。

校内での自分の順位しかわからず、他の地域と比べた際の自分の立ち位置が見えないのだ。

見えないだけならまだ良い。

錯覚してしまうのだ。

定期テストで学年順位が一桁だとしよう。

学年が150人いれば10位で上位6%ほど。

上位6%は、偏差値にすれば66程度だ。

これに甘んじて、生徒もご家庭も、「まぁまぁ勉強出来ているな。うちの子はまだ大丈夫かな。中3になったら塾かな。」と思う。

ところが、いざ中3になり北辰テストを受けて見ると偏差値60を下回ってしまうなんてことは、ざらにある。

偏差値60は、%に換算すると、上位15%程度だ。

この乖離は大きい。

高校名で言えば、所沢高校と川越高校くらいの差がある。

偏差値5ポイントの重みは、大きい。

早くから手を打っておけばどうにでもなるが、「あれ、井の中の蛙だったかな」と思ったときには遅いこともある。

 

飯能では、定期テストで450点を下回っていても、学年順位が一桁になってしまうことある。

それも、この地域の子たちに合わせた、凄まじく簡単な問題で。

さいたまや川越では、もっと難しいテストで480点くらいは取らないと、一桁順位は苦しいのではないだろうか。

中高一貫校の生徒だけでなく、公立中学校の生徒同士でも、毎日凄まじい差がついていく。

 

そんな飯能地域だからこそ、「定期テストで450点を超えているからいいや」「学年順位が一桁だからいいや」ではなく、もっと遠くを見据えてやってみて欲しい。

歩くのでも、自転車に乗るでも、車の運転でも、サーフィンでも、勉強でも、足元や眼の前ばかり見ている上手くいかないのだ。

これらを習得するとき、「前見て!顔上げて!」と誰しもが言われただろう。

アサダ塾で、前を見ながら、受験を見据えながらやっていこう。

飯能では天才くらいが丁度いいのだ。

飯能で天才、他所ではそこそこ。

現実を正しく見るからこそ進んでいける。

逆転合格なんてないのだから。

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