【生徒の話】昨日ハレの日、ケノ明日

今日は市内のいくつかの中学校で体育祭がある。

その生徒たちは、昨日も塾に来ていた。

体育祭の前日だからと、休むことはない。

今日も塾に来る予定を入れている。

何なら、今この記事を書いているこの瞬間も、朝塾に参加し勉強をしている。

また、一昨日の木曜日も、市内の中学校で体育祭があった。

その中学の生徒たちは、体育祭当日も、その翌日である金曜日も休まずに塾に来た。

塾生全員が。

 

さて、こういった「〇〇があったから休む」という例外を作らない力は重要だ。

正直、体育祭当日の朝の30分の勉強だけで、受験の合否が決まるとは言い難い。

だが、体育祭を理由に勉強を休む生徒は、合唱祭を理由に勉強を休む。

修学旅行を理由に勉強を休む。

定期テストがあったことを理由に勉強を休む。

北辰テストがあったことを理由に勉強を休む。

クリスマスを理由に勉強を休む。

正月を理由に勉強を休む。

ちょっとした理由で勉強を休む。

一つ一つは小さくても、その積み重ねは、気がつけば縮まらない差になる。

 

最初から、この力を携えて入塾してくる生徒もいる。

学力以前の姿勢面から、ご家庭における親御さんのご指導の方針は、色濃く見えてくる。

素晴らしい姿勢を持った生徒さんを預けて下さったことに、私は深々と頭を下げる。

 

一方、例外を作るのが得意な生徒もいる。

なんなら、入塾時はそういった姿勢の生徒の方が多い。

だから、私は教科の指導はもちろんのこと、勉強に対する心構えや意識付けの話を毎日のようにする。

その結果かどうかは知る由も無いが、勉強に対する姿勢は変わってくる。

すると、成績にも変化が現れる。

アサダ塾の成績が上がる理由の一つは、これである。

 

例外を作らずに、やるべきことに取り組む生徒達は格好いい。

私も生徒達からどれだけ力をもらっているのかわからない。

体育祭、怪我のないようにね。

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