開校したばかりなのに、2ヶ月以上更新されてなかったブログを更新しましょう。
今週は市内に開校記念日の学校があり、その日は平日だが9時から開室していた。
一言も「◯時に来ようね」といった発言はしていないが、該当中学の生徒は全員、開室時間から集中して取り組んでいた。
この件もそうだが、様々な面で生徒達の勉強に対する認識が、「やらされているもの」から、「やらなくてはならないもの」くらいには変化していることを感じることが増えてきた。
勉強が「やらされているもの」では無くなると、こちらの言葉が生徒に真っ直ぐに届くようになってくる。
すると、テスト対策の指導が、対策として生きてくる。
定期テストの指導として意識していることはいくつかあるが、その中の一つに「視野を広げる」ということがある。
「記号問題がー」とか、「先生がこういう風に出すって言ってたから、ここは丸暗記でー」、「このタイプの問題は出さないって学校の先生がー」とか言っている生徒は、足元の小石ばかり見ていて、巨大な壁が迫っていることに気が付けない。
そして、この壁は入試当日や人生の岐路において、急に眼の前に現れ、立ちふさがってくる。
壁が見えればまだいい。生徒によっては、壁があると認識すらできず、その場で足踏みを続けることとなる。
それは、なんとしてでも阻止しなければならない。
テスト勉強は、そういった視野の狭い生徒の目線を上げるには、良い機会だ。
問題を学ぶだけなら、どこの塾でだってやるし、学生アルバイトでもどうにかなる。
しかし、生徒一人一人が問題とどう向き合っているのかを見極めて、その問題から何を学び、糧にするように働きかけるのは、指導者の力量が問われると思っている。
あと1ヶ月もすれば、世の中の「地獄の夏期講習」とか「人生で最も勉強する夏」といった他塾のキャッチコピーが霞むような、とてつもない夏が始まるが、ひとまずは来週の期末テストだ。
君たちが一人では見ることのない光景が見えるように。
君たちが一人では至ることが難しい世界に届くように。
今日もよろしくね。