新入りの塾生が、学校のクラスの状況を教えてくれた。
聞けば、クラスの約1/4は授業中に寝ているらしい。
午前中にプールがあった日の午後に受ける映像授業…といった限定的な話ではなく、恒常的に。
授業が成り立っていないのは、容易に想像できる。
もはや、教え合いだのグループワークだの、小手先のテクニックではどうにもならないレベルに到達してしまっている。
これで割りを食うのは、真面目に勉強と向き合っている生徒や家庭だ。
先天的に学習が苦手な生徒達はともかくとして、本人のやる気が無いことが原因で、九九すら言えない中3もいる。
そういった子相手では、教え合いも何もあったものではない。
「人に教えることで理解が深まる」という言葉を、都合よく使わないで欲しいものだ。
先生の手が回らない子へのフォローを、ポテンシャルがある子にやらせる。
その子がその時間で得られたであろうものは零れ落ちていく。
なんだかなー。
こういった現象は、学校教育に留まらず、塾にも及ぶ。
転塾して来た生徒が、「前の塾は休み時間にTikTokを撮って盛り上がっていました」と零していた。(この生徒は参加していなかったし、そういった空気に辟易していたそう)
直接目にした訳ではないので、実際のところはわからないが、メリハリのある塾…という訳でもなさそうだ。
同級生の大多数が通っている塾の現状がそれなのであれば、そりゃあ、意識の高いご家庭は、所沢や小手指まで、お子様を送り出す。
納得のいく話だ。
アサダ塾は、放課後に他校の生徒とTikTokを撮ることを目的に来る塾ではない。
成績を上げるために通う塾だ。
正直、飯能・日高地区は教育熱が高いとは言い辛いが、心の底からお子様の将来の幸せを願っている親御さんが、勉強することがお子様の将来のためになるとお考えの親御さんも、一定数いらっしゃる。
そういったご家庭や生徒の力に成るために、アサダ塾を立ち上げた。
誰でも良いから、とにかく数が集まれば満足する塾ではないのだ。
※塾生がこの記事を読んでいるなら、形式名詞の数を数えてみて下さい。