【生徒の話】そのf(x)は滑らかで連続性を持つが故。

去年、私はことあるごとに1・2年生達に、「今の3年生の背中をよく見ておきなさい」と伝えていた。

彼ら・彼女らの背中は、あまりにも大きかった。大きすぎた。

それ故、春期・4月はただでさえ人口が少ないこの教室が殊更広く感じた。

新3年生は、まだヨチヨチ歩きの赤ちゃんのようで、私は「あと1年でこの子達を、あそこまで…?」と、山に登る前から足を竦ませていた。

 

時の流れはははやいもので、気がつけば6月。

花粉にのたうち回ることも無くなったし、今年度の最初の定期テストが終わった。

定期テストを終えて、1年生と私が喋る時間があった。

その時、口が勝手に「今の3年生の背中をよく見ておいてね」と動いた。

回り始めた口は止まらない。

気がつけば、今の3年生がどれだけ頑張っていて、格好いい子達なのかを力説していた。

事前に「この話をするぞ!」意気込んでいた訳でもないし、場を取り繕うために心に無い言葉を発した訳でもない。

それが私の本心であることは、疑いようがなかった。 

それ故に、衝撃は大きかった。

 

山登りってやつは、歩いている最中は木々に囲まれて回りが見えず、その一歩一歩が重たく感じることもあるというのに、開けた場所にたどり着いて、ふと振り返ってみれば、山を見上げてすくみ上がっていたあの麓は遥か後方に小さく見えるだけになっている。

確かに道は続いているのに、山道を歩いているときはその大きさに気が付けない。

君たちもここまで歩いて来たんだね。

鬱蒼とした森だったから、一緒に歩いていたのにそれに気がつくのに時間がかかってしまった。

ほら、スタート地点があんなに遠くに。

また、登っていこうか。

怪我、しないようにね。

 

   

 

 

 

 久しぶりのブログは随分と難産だったし、何を言いたいのかよくわからんし、さすがにちょっと気取りすぎだろとも思うんだけど、まぁいいでしょう。塾長先生方、本日はありがとうございました。カレー、美味かったっす。

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