去年の夏期講習は朝昼晩とカフェインの錠剤をブラックコーヒーで押し流すような40日だった。
比喩でもなんでもなく、1錠200mgのカフェインの錠剤がすごい勢いで減っていった。
講習が終わった後、二度とこんな講習会をやるまいと、勝手に心に誓った。
結局、冬期講習も似たようなものだった。
1期生達がいなくなった教室で迎えた春期講習は、1期生ロスがあまりにも大きすぎて、肉体的には辛くなかったが、精神的には随分苦しかった。
彼らも中3の春はへなちょこだったが、1年を通して、本当にたくましく、高校に送り出しても問題ない生徒たちとなっていた。
そんな、たくましく育った彼らがいない。
あの席にS君がいない。A君がいない。K君がいない。あぁ…
Hさんが、Yさんが、Hさんが…
T君が、Tさんが…。 …Tさんはいたか。ありがとう。
私の指導机の左側から見ていくとこういう順番になる。
当塾は自由席なのだが、受験直前は、最早指定席状態。
そんな指定席に、毎日、毎日一緒に勉強していた子達がいないのだ。
結構、くる。
結構、きた。
他方、2期生となる新中3はもーーーーね。
質問の仕方すら怪しいのだ。
ここからかー。まじかー。と思いながら、気がつけば一学期が終わった。
春の時点では不安しかなかった。
え、この状況から?
1年も?
うーん?俺は出来るのだろうか??
うーん??
…なんて、いつまでも自問している訳にもいかない。
どうなんだろう、一学期。
やったのかな?
たぶんやったんだよなぁ。
少なくとも、生徒たちは皆、頑張ってくれた。
先月入塾したばかりのnewbieは除き、中3は全員が定期テストで自己ベスト3位以内を達成。
サラッと書いているけれど、たぶんまぁまぁ、そこそこすごいんじゃなかろうか。
俺は知らんが、生徒たちはね。
すごいよね。
まぁ、人数は去年と同じように少ないのだけれど。
1年生のとき、理科の通知表に2がつき、これでは行ける高校が無い…と泣きそうな顔をしたながら入塾したある生徒がいる。
1年以上、褒めて、叱って、叱って、褒めて、一緒に喜んで、中3の1学期のテストでは学年1位を達成。
もーーーー。
すごいじゃん。
2年生のときは、いーっつも「ダメでした」と、この世の終わりのような顔をしてテスト結果を報告してくれていた。
5分後に地球が爆発でもするん?違うでしょ?なら、そんな顔すんなって。わかるけどさ。わかるからさ。わかるよ。きついよなぁ。きついけどさ。そんな顔すんなって。
なーんて子がさ。1位よ。
本当に嬉しそうに報告してくれて。
先日、夏前の3者面談をしたときも、ニッコニコで素晴らしき内申点を見せてくれた。ニッコニコで。それは、もうニッコニコで。
他にも、中2の1月に入塾した子の話。
体験最終日のセリフ、大体の生徒は「この塾に入ろうと親とも話しているんですけど、この後どうしたらいいですか?」とかなのに、この子は「サルミアッキ※もう一粒下さい!」だからね。
※世界一まずいと言われている飴。お隣の英語塾の塾長先生から頂きました。ありがとうございますm(_ _)m
ふっ。おもしれー●。(卒業生していない生徒の性別は意図的に出さないようにしているので、伏字で。男か女か、好きな方を入れて下さい)
この子はアルファベットすら怪しかった。
状況が状況だったので、「今からだと、楽じゃないよー。入塾するなら、覚悟をもってきてねー」と、もはや脅迫なんじゃないかってくらいの長文を親御さんに送りつけた。
塾とご家庭の思い描くロードマップに差があると、一番苦労するのは生徒なので現状を正しくお伝えした。
二つ返事で「うちなら成績上がりますよ!一緒に頑張りましょう!」と安易に発言することは、私には出来ない。
結果、来ることになった。
一生懸命見た。
アルファベットから。単語から。be動詞から。一般動詞から。
そうじゃない。こうしなさい。ノートの使い方がおかしい。それは質問ではない。質問の仕方がおかしい。質問に来るのが遅い。質問に来るのが早い。問題を無駄に消費するな。100万回問題文を読んできて下さい。
などなど、新入りは、私からあれこれ言われる。
一種の通過儀礼。
この生徒も色々言われた。
そんなサルミアッキ先輩は、一学期の中間で3位を取ってきた。
nとmって、どっちが先でしたっけ?とか言っていた子が。
やるじゃん。
先日の面談の際には、お母様から過分なお言葉を頂いた。
入塾前、あれだけ言った私に。(言うからこそ、お預かりすることになったら全身全霊で見る義務はあると思っています)
恐れ多いです。
いつもありがとうございます。
まぁ、定期テストはなんとかなっても、模試というか、本番の点数はねー。
全員、これから。
去年は突出した生徒が何名かいたが、今年はそうでない。
本当に全員これから。
そんなだから、去年あれだけやるまいと誓った夏期講習は今回も40日。
お盆も日曜も休みなし。
ワンオペでgo!!go!!
前回と違うとすれば、枠を限界の限界まで広げて、9:00~22:00だったのを、8:00~24:00にしたこと。
全日程の強制をしないのも、いつものこと。
私が勝手に枠を広げ、「あの子達はどうするんだろう。これに飛び込んでくるのかなぁ?来ないなら来ないで、それはそれかぁ…」と、おっかなびっくりのご案内となった。
結果、大多数が40日のコースを選択。
なんだ?この子達。
保護者の皆様も。
春とは違う意味で、「まじかー」ってなりました。
面談で何回、「え?40日…良いんですか…?いや、私はありがたいんですが…◯◯さん、大丈夫でしょうか」と言ったかわからんて。
親御さんは「私も心配したんですが、本人がやるって言うので…塾、楽しいって言っているんです」と。
ありがたいやら、ありがたいやら、ありがたいやらで、どうにかなりそうです。
本当、春の不安はどこへやら。
10時くらいから20時くらいまで数日勉強して、「地獄の夏期特訓!!」とか言っている連中を3速くらい違うギアでぶち抜いていきましょう。
お互い、生きて帰れますように。
夏前に部屋を増やした判断は、きっと英断だった。
環境的にも、今まで以上に良い指導が出来る。
音読室があるんだぜ?
メインの指導部屋は、でっかい窓が2つもあるんだぜ?
お日様の光が沢山入るね。
換気だって自由自在よ。
ふふん!
春は、この子達を1年見るの?とか思っていたけど、今からもう、半年後の春を思うと結構辛い。
だいぶ辛い。
相当辛い。
え?この子達と別れるん?
彼らを思い出しながら書いていることもあり、ふと半年後に思いを馳せると、画面が滲む。
そんな自分を「馬鹿か。まだ夏だぞ。その感情が今必要なのか?馬鹿か。始まってすらいないじゃん。馬鹿なの?」と叱責しながら、これを書いている。
まだ、何もしてないじゃんね。
感傷に浸っている場合じゃないってば。
笑顔でお別れしたいから。
久しぶりのブログ。
乱雑だけど、難産ではなかった。
スラスラ―っと書けた。
1期生のそれは、もう、夏になっちゃったけど、おいおい…ね?
では、よろしく。