丁寧丁寧丁寧に

中3が長時間勉強しているだけでなく、他の学年だって講習真っ只中。

最近、ある中学2年生がいい感じ。

あんまり、勉強が得意な子じゃない。(オブラートに包んだ表現)

勉強が好きな子でもない(これまた、だいぶ、かなり、オブラートに包んだ表現)

 

なんだけど、夏期講習はなんやかんや日数を頂けて。

ここぞとばかりに、一次関数を丁寧丁寧丁寧にやっている。

作業的・機械的に出来る問題も、一つ一つ図を書いて、「これってさ。それってさ」と。

ここ数週間で「図を書いてからやってみようね」と、何回口にしたかわからない。

そんなセリフが功を奏したか、なんか、だいぶいい感じ。

「2つ直線があってさー、変化の傾きが同じなんだって。何かわかることある?」と、問えば「うーん?平行かも!」と。ニパーって顔で。

平行って言葉を知っていただけで、もう、「よーしよしよしよし!」ってムツゴロウさん並にに褒めてあげたい子なのよ(失礼)。

そんな子が、「変化の傾きが同じ=直線が平行」って、自分で!!!

ちょっと、泣きそうになっちゃう。

「2本の直線が交わってて、もう一本直線を追加したときに、三角形が出来ないことってある?」と問えば、私が何も言わずとも自分からエッホエッホと図を書いて、「こうかも!」と。また、ニパーっとした顔で。

2点の座標から直線の式を求めさせてみれば、「こっちからこっちに、xが◯◯増えてて、yが◯◯増えてるから、変化の割合がわかりそう!」って。「あ、これさっきの問題と同じになった!」って。すげーーー。

「できない!・わかんない!」しか言えなかったのに!

急に言語化能力が上がりすぎじゃない?

アグモンがウォーグレイモンになった?

大体の子は、連立から入って、機械的にやるのよ、それ。

でも、君は図とにらめっこして、自分で考えた。

良いねー。

その後も思う存分、生徒の考え方でやってもらった。

私から少し味付けもして、変化の割合も切片も暗算で出せるようになってもらった。

つまり、2点の座標だけで、いきなり答えが書ける。(切片が分数だと、少し苦しい)

いい感じ。

暗算でやった後、またそれを図に書いてもらう。

いい感じ。

あとからサラッと、連立でも解いてもらった。

数学が得意な子なら、なんてことない問題なんだけど、そういう訳じゃないからさぁ。

見たことない問題と出逢えば「わかんない。できない。ならってない」と口にしていたあの子がさぁ。

嬉しくなっちゃうよねぇ。

 

こういうことが出来る塾は、あんまりないんじゃなかろうか。

先生が変わらない。

代講なんてない。

遊ぶ金欲しさにやっている大学生が片手間にやっているわけでもない。

私が生徒を見るのだ。

変化に気がつけるのだ。

先日のブログには「褒めたくない」なんて書いたけど。

こんな変化を見せつけられたら、いくら褒めても足りないでしょう。

気持ち悪いくらい褒めてる。

 

あーでもない。こーでもないって自分で試して、それを言葉にしてみる。

最高だね。

それに速度が伴うように調整するのは私の仕事。

任せておいて。

引き続き、揺れたり震えたりする線で描いていきましょう。

丁寧丁寧丁寧に。

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